1/22/2020

Crack the Code!(暗号解読ゲーム)


新学期が始まり1週間。

いつも元気な中1男子クラス。
レッスンを始めようとしたら、Aくんがプリントをぽんと机の上におきました。

「単語テスト!再テストWWW!!明日!!!」

そういえば、冬休み明けに「単語テスト」があるって言ってたねー、、、

80点以上じゃないと「再テスト」を放課後受けることになるそうです。
あれれ、このクラスの皆さん、全員「再テスト」ですかー💦💦💦

プリントを見ると、英単語の意味を書く問題が25個。日本語から英単語を書く問題が25個。合わせて50題で一問2点。よくあるタイプの単語テストですね。

メンバーそれぞれ、

「一個、アルファベットの順番を間違えた」
「bとdを書き間違えた」
「できてたと思ってたら、ダメだった」
「合格した人は十人しかいない(←故に、再テストは悲劇じゃないの意味)」

と、それぞれの言い分がある様子。とはいえ、合格もしたいらしい(←あたりまえ)

「うだうだ言わず、全部、がんばりなさーい!」

、、、と言いたいところですが、Aくんをはじめとしてこのクラスのメンバー数名は、英語を「読む」ことと「書く」ことに中学入学以来、ニガテ意識がちょっとあるので、ここはみんなで対策会議。

「まず、英単語の意味はパーフェクトにしよう。ここにある単語は読めるようになったもんね。すごい!そして、書くパートで、できているのは、こことここ。だから、あと、、、7個できれば合格ライン!」

漠然と「がんばりなさい」と投げ出されると「やらない」で終わってしまいそうでしたが、このみんなでの分析会議で具体的なイメージがわいたようで「家でがんばる!」の声が出ました。

「教えてもらう」のではなく「自分でやってみよう」が大事ですね。

さらに、プリントを眺めてたら、、あれー、、この単語たち、みんなもうよーく知ってるのがこんなにあるよ!

そう、小学生の頃から慣れ親しんできたB.B.カードに出てくる単語がざっくざく。

「なーんだ!」
「すげぇ、B.B.カード!」
「ナイス!B.B.カード!」

ハヅキルーペか。

レッスンは、この単語プリントから閃いたのか、「あのゲームやりたい!」の声が出て、Crack the code。札幌の魚住先生考案のゲームです。少しずつ浮き上がってくるB.B.センテンスに、ドキドキ。「あー、あれだ!わかった!」と大騒ぎしたり、ちょっと癖のある「読み方」の単語についてちょっと説明すると、「なるほどぉ〜」と、うなずいたり。帰り際には、なんだかみんな「がんばるぞ!の充実した表情でした。

英単語の読み方の「ヒミツ」の暗号を解いた気分でしょうか。

小学生時代にも、単語やセンテンスの読み方、書き方は、繰り返しレッスンで行っていました。苦労なく英単語を読めるタイプのお子さんもいれば、彼らのようにちょっと時間がかかるタイプもいます。「説明」が腑に落ちるのは、中学生になってからの方が多いように感じます。それぞれのタイミングを見極めて「待つ」のが大事ですね。