6/27/2014

2014年6月北見多読カフェ(&BBレッスン)


どんより雨の日が多かった6月ですが、最終週になって、どっかんの夏日の日々。昨日の北見も30度超えでした。

大人のBBレッスンと多読カフェの一日。

BBレッスンは、全員そろうまで、ハートの絵カードでインディアン・ポーカー。(これ、Sharlockのシーズン3の第2話でもやってましたね^^;)一ヶ月ぶりに頭「ぐるぐる」の1時間のスタートです。そのあとは、ダイヤの絵カードを使いNLビンゴをしながら、○○wants to be a~の形で職業をいれてみました。QueとしてWhat does○○want to be?の声かけをしながら。そして、出てきた職業について、Why do you think s/he wants to be a~?と、理由を英語で言いながら。

Mr. Celery wants to be a doctor.  (ビタミンCとか繊維を患者さんにあげそう。。。アンパンマン的に?)とか、Nancy wants to be an actress. ⇒Then, will she be a movie actress? Or a TV actress? Or will she be at the stage?などと私からたずねたら、Of course, she will be at the stage. She has nails to make 大道具!など、BBキャラたちの意外(?でもない)職業観を皆さんで探りました(^^;)そして、その後に、予告無しの「頭脳ビンゴ」。裏返ったカードがどこにあるのかをあてる神経衰弱のようなゲームです。

OSではなくDo you remember who wants to be a ○○?とちょっと変則的な問いを試してみましたが、、場所があやふやというケースはありましたが、それぞれのキャラクターの職業はほぼ完答。ゲームのあと、「どうして覚えていられたのか?」を皆さんと一緒に考えました。

エピソード記憶ですね。

また、What does ○○ want to be? S/he wants to be~.の文を繰り返し、繰り返し私の後にリピートして一緒に言っているうちに、最初はWhat does ○○wants to be?とか、S/he want to be~..だったり、ごにょごにょだったのが、すっきりといわゆる「正確な」英文を皆さん言えるようになっていました。

もちろん、今後、何度もこの経験をすることが必要でしょうが、聞きながら「あれ?自分が言っているのと違うぞ?」という「自覚」「気づき」による「修正」の意味を実感なさったのでは?

「自分で気づくのが大事なんですね~」の感想もありました(^^)v

最後は、「早取りマッチング」3回戦。一喜一憂しないで、次のカードに集中することが、勝利への秘訣(^^)

さて、後半の多読カフェですが、今回、皆さんからのおススメは長編が多かったですね~。
絵本は2冊程度。

前回の参加者の方からのおススメでAさんがお読みになったIra sleeps over.そうそう、Iraは、男の子だったんです!

Ira Sleeps Over
Bernard Waber

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お忙しい一ヶ月だったというBさんからはA Baby sister for Frances. Francesの”B”シリーズ(全てのストーリーがBで始まっている)の一冊。あれあれ、妹が生まれて、ちょっとやきもちですよ。「プチ家出」の先がリビングのテーブルの下という展開なんだけど、「家の中じゃ『家出』にもならないね~」の感想。


A Baby Sister for Frances
Russell Hoban Lillian Hoban

HarperCollins  1964-05-20
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Cさんからは、Lunch Lady #2。図書室が舞台の今回、ストーリー展開より「ナルニア国物語」や「黒馬物語」などの名作の「原題」が登場する点が印象的だったそうです。

Lunch Lady and the League of Librarians: Lunch Lady #2
Jarrett J. Krosoczka

Knopf Books for Young Readers  2009-07-28
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Dさんからは、「死」がテーマの2冊。同じテーマなのに語り口が全く違う点が興味深かったとのこと。
"The life on the refrigerator door"と ”Tuesdays with Morrie." 後者は、著者によるオーディオブックも購入なさったそうです。重いテーマを軽妙に語っていておススメとのこと。

Life on the Refrigerator Door
Alice Kuipers

Macmillan Children's Books  2008-08-01
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Tuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson
Mitch Albom

Anchor books  1997-09
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最後のEさんからは、The Suitcase kidとThe Tiger Rising. 前者は両親の離婚により、一週ごとに父と母の家をうろうろすることになった少女が主人公。後者は、母親の死のショックから立ち直れない父と暮らす少年の物語。ということで、状況は違いますが、心の痛みをどう乗り越えていくのか?がテーマの2冊でした。後者は「2時間ドラマのような終わり方でした~」とEさんらしい感想(^^)v

The Suitcase Kid
Jacqueline Wilson

Corgi  2006-10-24
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The Tiger Rising
Kate DiCamillo

Walker Books Ltd  2014-07-03
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皆さん読書のレベルがかなりあがってきてますね~。ほぼ離陸状態。一方で、たっぷり絵本もお楽しみだから、いいバランスではないでしょうか?ほとんど「英語多読」ではなく「読書会」の雰囲気。こちらの本選びも、煽られまくってます(汗)と、嬉しい悲鳴。

6/13/2014

2014年5月 北見多読カフェ


5月22日は、北見での英会話レッスン&多読カフェでした。「多読的英会話」を目指してスタートした英会話ですが、いつの間にやら「BBレッスン」に。どうしてだろう?いつからだろう(^^;)?そうなった理由を考えると、、、、

1)BBカードという「共通項」があると、あまり会話に慣れていない方もリラックスしやすいということに気づいた。BBのセンテンスを少しずつでも口にすることで、英語を口にすることの照れや抵抗感が、どんどん低くなるような印象あり。これは、自分で一からひねり出さないでいいという安心感もあると思う。

2)一枚のBBカードからどんどん会話を広げられるということを勉強会やBBカードをお作りになった難波先生のお話から学び、それを実行してみたら、確かに「多読的英会話」より私にとってはやりやすい形であった。そして、広がる、広がる。まさに「芋づる式」。

3)自分がやっていて楽しめる(^^)v

この3)が一番の理由だったりして、、、(えへへ)。今のところ参加者の方からの評判もいいので、続けていきます。

前置きがとっても長くなりましたが、今回は、ダイヤの絵カードを使ってのNL「合体ビンゴ」に初挑戦。前に出たカードに自分が選ぶカードを組み合わせて2枚での合体。最初は「??」でしたが、段々興にのってくると、「人よりどれだけ面白いセンテンスを考えるか」に意識が向いちゃって、ほとんど最後は「大喜利」状態(笑)。ま、しばらくこんな感じで遊びつつ、スピード出して会話の瞬発力トレーニングもしますよ~。

さて、多読カフェの方では、恒例の本の紹介。Aさんは、お引越しのご準備中で「気もそぞろ」の中、「これ、よかったです~。まだ途中なので、ここで読んでいきます~」と、以前にもこのブログでも取り上げたSnowflake Bentley.

Snowflake Bentley
Jacqueline Briggs Martin Mary Azarian

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Bさんは、Magic Tree Houseのシリーズに手を出し始めてます。「ハラハラするんだけど、最後は安心できるので、気軽に読めますね~」のコメント。いや、「気軽」って「気軽」に言えるのって、実はスゴイんですが。だって、、、落ち着いて考えたら、、、「英語の本」ですよ~(^^)

Magic Tree House #3: Mummies in the Morning (A Stepping Stone Book(TM))
Mary Pope Osborne Sal Murdocca

Random House Books for Young Readers  1993-08-24
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CさんはPete's A Pizza。両親の子供に対しての姿勢が共感できたそうです。私自身は、何も知らないでこの本を購入して、「え?子供にピザを作ってあげる話じゃないの?」と内容のぶっ飛び方にびっくりした一冊。だけど、こんな雨の日の過ごし方、たしかにいいですね~。そして相変わらずのこの作者の服装デザインのシュールさには脱帽。

Pete's a Pizza
William Steig

HarperCollins  1998-09-05
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DさんはIra Sleeps Over. これは、子供同士の「お泊り会」が頻繁にある欧米では、「あるある」の「はじめてのお泊り」ストーリーなのですが、Dさんは、作品中、主人公の両親のたたずまいが印象的だったそうです。おかあさんが、パジャマで新聞読んでいる横で、おとうさんが朝ごはんを作っている、、など、自由な雰囲気の家庭の様子が「絵」を通して見受けられます。「絵本」は「絵」から伝わるものを大事にしてながめたいですね。主人公のIraが男の子か、女の子か?も意見がわかれるところ。私は男の子だと思って読んでましたが。(このあと、ひょんなことから「男の子」だとわかりました!ああ、すっきり!)

Ira Sleeps Over
Bernard Waber

HMH Books for Young Readers  1975-08-13
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さて、最後、Eさんのお勧めはTuesdays with Morrie.難病に冒されたかつての恩師のもとに通い「最後のレッスン」を受けるという著者の実体験に基づいたストーリー。邦訳は「モリー先生の火曜日」で数年前に話題になったからお読みの方もいらっしゃるのでは?この内容になってくると、もはや普通のペーパーバック。あれあれ、ORTからはじめて、自然にここまでになっちゃいました(^^)V

Tuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson
Mitch Albom

Anchor books  1997-09
売り上げランキング : 74



今回のカフェは、7名+チビちゃん一名の参加。

最近の多読カフェの皆さんの様子では、どんな本でも「読んでみたい!」と思ったらあまり悩まず手にとってらっしゃいます。「難しかったら、途中でやめればいい」が、かなり浸透してきましたね。お互いが本を紹介しあうことで、「食わず嫌い」がどんどん減っている雰囲気もあります。

やはり「場」の力を感じます。

さて、そんな「多読カフェ」に丸2年、参加してくださり、アラフォー女子のとめどないおしゃべりも、30代女子のややブラックな「婚活」話も、にこにこと見守り、時にやわらかくアドバイスをくださったのがAさん。オオバナノエンレイソウのように清楚で、控えめで、それでいて存在感アリのステキな人生のセンパイです。残念ながら、お引越し先が遠いので、今回でカフェを「卒業」(涙)。ランチの後は、記念撮影。

集まったメンバーと別の英会話サークルに参加の方と一緒に渡したお餞別は、Aさんが愛してやまなかった「従姉妹シリーズ全6冊」。Aさんご自身「この『従姉妹たち』と『サラ』に出会えたこと、多読の大きな収穫でした」と仰ってくれました。

お引越し先でも英語多読をお続けになれますように。。。。



In Aunt Lucy's Kitchen: Ready-for-Chapters (Cobble Street Cousins)
Cynthia Rylant Wendy Anderson Halperin

Aladdin  2000-05-01
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