3/18/2015

英検合格おめでとう!


一次試験が天候不良で延期になるなど、対応が難しいこともありましたが、無事に終了。今回、リトルハウス英数クラブのメンバーは4級から2級まで、全員、受験級に合格しました!

3級以上のレベルでは、2次試験の面接があり、「面接」というもの自体が「新しい経験」だった中学生の生徒さんの中には、最初の練習で、キンチョウしすぎて言葉が出ない、、なんてびっくりの状況もありましたが、練習を重ね、コツをのみこんだ後は、自信をもって受け答えができていて感心しました。BB育ちの皆さんの英語での受け答えは、尋ねられた英語に、そのまま英語で答えているスムーズさと瞬発力があり、練習をしていくうちに「英語を話す楽しさ」がどんどん増幅していったようで、その様子を見て、「これが英検受験の意味かも?」と感じました。

つまり、「英検の準備」を通じて、たくさん英語を読み、聞き、話す機会が増え、そうすることで、英語がどんどんわかるようになり、より楽しくなり、もっとやろう!という気持ちが高まったようです。

リトルハウス英数クラブでの英検対策で、もしかしたら普通の「テスト対策」と違うとしたら、「この単語を覚えましょう」とか「はい、単語テストするからね!」ということは一切ないという点かもしれません。そうやって覚えた単語は、テストが終わったら、すぐに忘れてしまうし、単語重視でいると、「分からない単語」があると、それだけで気持ちが沈んでしまうからです。

それでも、長文問題は対応できるんです。しかも、対策レッスンは、楽しくリラックスした雰囲気でした~。(この話は長くなるので、また別の機会に、、、、)

さて、そんな英検ですが、英検という「テスト」が測ることができる英語力は、実は、「英語」という「言語」のごくごく一部だったりするし、なんといっても「テスト」なので、ある程度の「対策」で対応できる部分もあります。その意味で、合格するか、不合格になってしまうかは、「英語力」と関係のない部分だったりすることもあり、向き不向きもかなりあります。

ですから、リトルハウス英数クラブでは、精神的にも安定してきた中学生以上の希望者を原則として英検受験のお手伝いをしています。あまりに低学年で受けて英語が嫌いになったり、英語=テストのように思ってもらいたくないので。

さらに言うと、実は、「ビジネス的にまあまあ使える英語力だね!」と、世の中で評価される最低レベルというのは、、おそらく2級から準1級以上。大学で単位認定してもらえるのも2級以上です。ちなみに、網走南ヶ丘高校では2015年度から4級で1単位、3級で2単位、準2級以上で3単位認定となったようです。つまり、高校進学で多少のメリットが生まれつつあるということですね。

そういうちょっと「美味しい部分」もありますが、世の中では英検があっても英語が通用しなかったり、逆に英検ホルダーでなくてもバリバリ英語で仕事をしている人もいるわけですから、自分に合った方向を見つけることも必要かな。

今回の受験での「ヒット賞」は、2級「高校卒業レベル)の面接で”snake(ヘビ)”という単語が浮かばないで困った高1のAさん。その場では”dangerous animal(キケンな動物)”と言い換えたそうです。実は、この機転がコミュニケーションで大事。日本語でだって、「え~っと、あれ、なんだっけ?」ってなったときに、その言葉を別の表現でいえないか、考えますよね?そして相手が「何それ?動物?魚?」と聞き返すことで、また考えて、、という風に会話はつながるもの。英語と日本語の単語帳を丸暗記しているだけでは、なかなかこういう会話の発展がのぞめません。その意味で、自分の中の「引き出し」を増やすという作業は、し続けることも大事ですね。

何はともあれ、合格した皆さん、おめでとうございます!