12/10/2013

2013年度冬休み特別レッスンのご案内

ゆっくりと秋が進み、あっという間にやってきた冬ですね。

リトルハウス英数クラブでは、冬休みの5日間、「特別レッスン」を行います。現在、教室に通っている方を中心に行いますが、「冬休みの間だけ」という参加も大歓迎です。例年、そういう参加の方もいらっしゃいます。詳細はこちらまでお問い合わせください。

BBくらぶ多読クラス   12/25(水) 12/26(木) 12/27(金)13:30~14:30
 
     小5以上ならおとなの方もOKです。レッスンでは、文字がほとんどないような簡単な
     英語の絵本を音源と一緒に「聞きながら」読みます。多読ってなんだろう?英語がで
     きるようになりたいけど、難しいのはいやだなあ~という方にもおススメです。一回だ
     けの参加もOKなので、お気軽にお申し込みください。  一回¥500

英検4級受験クラス   12/25(水) 12/26(木) 12/27(金) 12/28(土) 1/4(土)
                 15:35~16:35

     通常クラスに通っている中学生で1月の英検4級受験を目指すメンバーを中心に
     作ったクラスです。全5回(外部生¥4000)。英検過去問題集を一緒に進めるレッスン。
     レッスン参加費のほかに問題集代(¥1000程度)が必要です。

高校受験クラス     12/25(水) 12/26(木) 12/27(金) 12/28(土) 1/4(土)
                英語→14:30~15:30 数学→15:35~16:35
                (外部生:1教科¥4000 2教科¥8000)

     高校受験に備えた勉強をすすめます。それぞれの進度にあわせた内容をクラス内で
     個別に対応します。

中学生英語・数学クラス   12/25(水) 12/26(木) 12/27(金) 12/28(土) 1/4(土)
                  16:40~17:40、 17:45~18:45 
                  (外部生:1教科¥4000 2教科:¥8000)

      学校の補習、またはそれぞれの目標に応じて個別の内容に取り組みます。

また、高校生の英・数にも対応します。時間は一回90分。スケジュールについては相談してください。(外部生:1教科¥5000 2教科:¥10000)

2013年12月北見多読カフェ


いやはや、なんとまあ、すでに師走ですって??最近のセンセーたちって、一年中、あっちでもこっちでも走ってるんじゃないでしょうかね~。。。私は「なんちゃってセンセー」だから、余計ばたばたですが(^^;)。

例年とはちょっと違うできごとが相次ぎ、月に一度北見で開いている「多読カフェ」も、主宰者の方のご厚意で、延期してもらい、ようやく先週開催。

今回はクリスマス本を中心に。そして、新たな試みとして、カフェ終了後の一時間を利用しての「多読的英会話レッスン」をスタート。これは、今までの「多読カフェ」で「読むこと」を中心に積み上げてきた英語を「アウトプット(話すこと・書くこと)」につなげてみよう!という実験的クラス。今回は2名の方が参加しました。

手始めに、カフェ間に、「絵本読み聞かせ」を取り入れてみました。Aさんが選んだのは、Trick or Treat(前回の貸し出し本から)


Trick or Treat?
Bill Martin Jr. Michael Sampson Paul Meisel 

Aladdin  2005-08-01
売り上げランキング : 38662




読みにくい単語が多かったけど、がんばって読んでくれたな~。オチも、なるほど!そうだったのか!と、またまた自分では気づかなかった視点を教えてもらえました。

Bさんのチョイスは、こちら。

Hi, Pizza Man!
Virginia Walter Ponder Goembel

Orchard Books  1995-03
売り上げランキング :



(あれ?すでに絶版なのかな?) ピザの配達が待てないほどおなかがすいちゃった女の子におかあさんが思いついたゲームの物語。妄想系だけど、ほんわかしてましたね~。絵と光の具合が、なんとなーく怖かったけど(^^;)。

その他の参加メンバーからは、恒例の今回のおススメ本紹介。Cさんからは、Marvin Redpostの第2巻目”Why pick on me?"Cさん、メモ書き持参で「サマリー」として英語でご紹介してくださいました。このサマリーが、内容のツボをよーくとらえていて、秀逸。これからもぜひ続けてくださいね~。

Marvin Redpost #2: Why Pick on Me (A Stepping Stone Book(TM))
Louis Sachar Barbara Sullivan

Random House Books for Young Readers  1993-02-16
売り上げランキング : 2049



Dさんからは、Mr.Putter and TabbyシリーズのMr.Putter and Tabby take a train.もう、このカフェでは「鉄板」のPutterさんシリーズ。今回もまた、Mr.Putter のお隣の住人、Ms.Teaberryさんの人生を謳歌する姿勢に共感しちゃいました。「列車に乗る」ということだけをイベントとして楽しめるというそのセンス、ほんとにかっこいいな~。

table  border="0" cellpadding="5">
Mr. Putter & Tabby Take the Train
Cynthia Rylant Arthur Howard

HMH Books for Young Readers  2000-02-28
売り上げランキング : 30436



そして、、僭越ながら、私からは、今回、"There is a nightmarer in my closet"という絵本を。。。。理由を説明したら、カフェの皆さんに、いたくあきれられました(汗)。いえ、ストーリーは、と~ってもかわいいんですよ。その意味でもおススメなんですがね。この主人公の男の子の「顔」が、来年の大河ドラマの主役くんを彷彿とさせちゃってまして(汗汗)。(背が低いところなんかも、かなり似てる^^;)

There's a Nightmare in My Closet
Mercer Mayer

Puffin  1976-01-01
売り上げランキング :



ま、そんなこんなでカフェはいつものように和やかに終了。その後はAさんとBさんとともに「多読的英会話レッスン」へ。初日の今回は、様子を見るということで、お二人への事前の宿題は1)読み聞かせ絵本を選んで、練習すること。2)貸し出し本の中から好きな本を英語でブックトークするので準備すること。をお願いしておきました。カフェ時間に「読み聞かせ」、レッスン時間にブックトークをしてもらいました。

さて、肝心のレッスンですが、顔見知り同士にもかかわらず、なんとなく「緊張感」が漂っていたので、アイスブレイクの意味で、お二人とも遊んだことがあるBBカードから。ダイヤでフレーズ英日と絵カードを使い早取りマッチング。そのあと、簡単に過去形への言い換え練習。BBカードは、やっぱり口と脳を一緒に動かすので、かなり消耗する様子でした(^^)。それだけ「効いている」ってことだし、改めて、日頃の子供たちのレッスンで、あの子たちは、すごいことをやってるんだなあと実感しました。

その後は、Anne of Green Gablesの映画の一部を字幕無しで10分ほど楽しみ、そのあとブックトーク、最後はフリーライティング10分で終わりました。

雰囲気がつかめたので、次回も楽しんでやりましょう(^^)。

10/27/2013

2013年10月 北見多読カフェ


秋深し、、、の季節になりました。日暮れも早く、カラマツも黄色に。そんな中、先週木曜日は北見での多読カフェ。ハロウイン絵本を中心に持参。主宰の方の事情で、しばらく別会場でのカフェでしたが、今回から「ホームグラウンド」に復帰(^^)!別会場でお世話になっていた「地域サロンキッチンぽっぽ」さんのお弁当がとてもおいしかったので、出前でまたいただきました。

さてさて、恒例のブックトーク、紹介ですが、、、

"Burglar Bill"(Allan Ahlberg 著 1992) 主人公は泥棒さんです。あるとき、それとは知らずに赤ちゃんを「泥棒」。さて、どうなる?のストーリー。意外に子煩悩でマメな泥棒さんで、ほっこりするHappy Endingなお話。結局「転職」するんだけど、その「転職先」は、英語だから味が出てると思います。


Burglar Bill (Picture Puffin)
Allan Ahlberg Janet Ahlberg

Puffin  1992-08-01
売り上げランキング : 32344


Amazonで詳しく見る by G-Tools


"Mrs. Wishy-Washy on TV"(Joy Cowly著 2010)お洗濯大好きなMrs. Wishy washy、今回はてれびショッピングに出演して強力洗剤をアピール。まあ、それなりに楽しいお話なのですが、紹介者の方がこれを選んだ理由は、、なんと「日本のせんたくおばちゃん本」を紹介したかったから!その名も
「せんたくかあちゃん」。たしかに、たしかに、読めばわかるけど、こっちの「かあちゃん」の方が強力です!決め台詞「まかしときい!」Mr. Wishy-Washyの方の画像がはれないので、「日本版」の方をはっときます(^^)

せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集)
さとう わきこ

福音館書店  1982-08-31
売り上げランキング : 69753


Amazonで詳しく見る by G-Tools


"Mr.Putter and Tabby Fly the Plane"(Cynthia Rylant著 1997)こちらの多読カフェでは「鉄板人気」のシリーズ。(「私にとっての『温泉』です。」というメンバーもいました。今回は、「少年心満開」のMr.Putter。このシリーズに出てくるシニアのように、自分を抑えつつ、日々を淡々と楽しみ、小さいことには動じずに、若い人たちをそっと見守るそういうばあちゃんに、ワタシハナリタイ。

Mr. Putter & Tabby Fly the Plane
Cynthia Rylant Arthur Howard

HMH Books for Young Readers  1997-03-01
売り上げランキング : 45225


Amazonで詳しく見る by G-Tools


"Owl At Home "(Arnold Robel著 1982)前回のカフェでもイチオシされていた本書が再度のエントリー。「ひとりでいても、スマホがなくても、おうちから外に出なくても、人生楽しめる」主人公、惹かれるものがありますね。
Owl at Home (An I Can Read Book 2)
Arnold Lobel

HarperCollins  1982-09-29
売り上げランキング : 937


Amazonで詳しく見る by G-Tools


”To Market, To Market"(Anne Miranda著 2001)今回、カフェに初参加で、数ヶ月前から多読を始めたばかりのAさんからのエントリー。絵と写真のコラージュを使った妙な迫力のある作品です。Aさん、「いったい、、、これは、なんなんだ!」と、内容の強烈さと絵のインパクトで、思わず何度もページをめくってしまったそう。めくるめく英語絵本の世界にようこそ(^^)!あ、当日言い忘れましたが、この本は、イギリスのナーサリーライムズ(わらべ歌?)が元なので、シュールさもそこからきているのでしょう。


To Market, To Market
Anne Miranda Janet Stevens

HMH Books for Young Readers  2001-09-01
売り上げランキング : 41693


Amazonで詳しく見る by G-Tools


今回の最後は、"The Giver"(Louis Lowly著 2002)未来なのか過去なのか、どこの世界の話なのか判然としないが、結婚、子育て、職業選択まですべてが「管理」されたディストピアが舞台。現実とかぶる部分もあり、なかなか読み応えがある一冊です。「児童書、侮れない!」が紹介者Bさんの弁。

そしてこの一冊でBさんは、100万語達成!英語多読を知ってから丸4年。「やさしい本」のレベルがわからないまま初期に手にした”Sarah、Plain and Tall"をとても苦労してお読みになったそうなので、そこから考えると、かなり英語力もアップしたのでは?ブックトークも毎回英語でトライなさっています。ここまできたら、お好きな本、なんでも読めると思います~。

The Giver (Readers Circle (Laurel-Leaf))
Lois Lowry

Laurel Leaf  2002-09-10
売り上げランキング : 75


Amazonで詳しく見る by G-Tools

次回は11月28日(木)の予定です~。

10/03/2013

9月北見多読カフェ(2013年)


あわあわ。いつの間にか10月!ちょっとバタバタが続いています(汗)。

えーっと、一週間前には、北見で9月の多読カフェ。(最近、カフェの報告のみになってますねー。いろいろ書きたいことはあるんですが。)

チビちゃん一名、大人が7名の参加でした。今回は、皆さんに「私と多読」について事前に感想をまとめてもらい、プリントアウトしたものをお配りしました。

それぞれの感想がある中、やはり、今年にはいってから本格的に始めた「ブックトーク」が、皆さんにとっては、本選びの参考になったり、自分とは違う視点の感想が聞けていい感じの様子。

「仲間」の大切さですね。(毎回、感じることですが。)

さて、今回のおススメ本は、

Knuffle Bunny (Mo Williems)。

Knuffle Bunny
Mo Willems

Walker Books Ltd  2005-07-07
売り上げランキング : 27479


Amazonで詳しく見る by G-Tools




こちらは、部分的に読み聞かせをして頂きました。子供が最初に発する「言葉」がテーマ。折も折り、今回参加の1歳2ヶ月くん。「おいしー!」の言葉が出て、成長を一緒に見守っている(一ヶ月に一度会うから)一同、感激。そしてもう一冊。「犬つながり」でのThe Buddy Filesの3冊目。「人間はイヌを世話していると思っているけど、イヌから見たら、彼らが人間を世話している」という視点が、「なるほど~」だったそう。確かにねー。

 リトルチャロ エピソード1。 これは、NHKラジオの「リトル・チャロ」をまとめたもの。別売りのCDが効果音も含めてとてもよくできています。

リトル・チャロ 1 完全版 (語学シリーズ NHKラジオストーリーブック)
わかぎ ゑふ 佐藤 良明 栩木 玲子

日本放送出版協会  2008-10-25
売り上げランキング : 56766


Amazonで詳しく見る by G-Tools



そしてもう一冊。「犬つながり」でのThe Buddy Filesの3冊目。The Case of the missing family「人間はイヌを世話していると思っているけど、イヌから見たら、彼らが人間を世話している」という視点が、「なるほど~」だったそう。確かにねー。


The Case of the Missing Family (Buddy Files)
Dori Hillestad Butler

Albert Whitman & Co  2010-09
売り上げランキング : 43536


Amazonで詳しく見る by G-Tools




そしてお次は絵本。Kitten's First Full Moon これも英語で読み聞かせにての紹介。「中秋の名月」にぴったりの一冊でした。


Kitten's First Full Moon (New York Times Best Illustrated Children's Books (Awards))
Kevin Henkes

Greenwillow Books  2004-03-02
売り上げランキング : 93529


Amazonで詳しく見る by G-Tools




Alexandar, who used to be rich last Saturday.おばあちゃんからもらった1ドルが、どんどん減っていく様が描かれた絵本。紹介者のAさんは、実際にアメリカのコインを持参。ほんとに1ドルがストーリーどおりに減っていくのか?実地検証。うーむ。そこまで楽しめるとは!!

Alexander, Who Used to Be Rich Last Sunday
Judith Viorst Ray Cruz

Atheneum Books for Young Readers  1987-08-30
売り上げランキング : 179321


Amazonで詳しく見る by G-Tools




1quarter =25セント、 1dime=10セント 1nickel=5セント 1 penny= 1セント など、ガイコク人には意味不明なアメリカコインの名称についても話題は広がり、「絵本を読みながら通貨についても学べる!」ということがよ~くわかりました。

で、アメリカ硬貨の歌を発見!

どうだろう、、これで覚えられるでしょうか(^^;)?

おススメ本、今回の最後は、Lunch Lady. 漫画仕立てのアクション物。主人公は、悪を倒すその名もランチレディ!得意技は、、、「フライ返しアタック!」という馬鹿馬鹿しさですが、絵がアメコミ調ではなく、日本人にもなじめる感じ。さらに、英文が大文字ではなく、大文字小文字交じりなので、さらに読みやすいです。絵のタッチが一時期の高野文子さん風だったりして、絶対日本の漫画の影響受けてると思います。

Lunch Lady and the Cyborg Substitute: Lunch Lady #1
Jarrett J. Krosoczka

Knopf Books for Young Readers  2009-07-28
売り上げランキング : 13351


Amazonで詳しく見る by G-Tools


しかし、、、こうして皆さんの「おススメ」を紹介してみても、本の世界ってバラエティに富んでるなあ。。。次回はどんな「おススメ」が飛び出すでしょうか??

10月の北見・多読カフェは24日(木)、ハロウイン本特集の予定~。(そうだ、ハロウインだ。教室の飾りつけもしなければ、、、でもって、ハロウインレッスンのことも考えないとねー。汗汗)

大空町の教室でも貸し出しを行っています。お気軽にご相談くださいね。

9/01/2013

北見多読カフェ 2013年8月


ほぼ、一ヶ月ぶりなのは、あれもこれも、バタバタということで(^^)。そんな中、英語教室の夏休みも終了。レッスン再開。花の出荷は続く。そして、月に一度の「北見・多読カフェ」。先週でした。

今回は、花の出荷作業を終えての参加で、ちょっと遅刻(^^;)。参加者は、5名。インプット重視の多読ですが、アウトプットにも慣れていきたいので、ゆるーい感じで「ブックトークか、借りた本の中でお気に入りの部分だけでも読み聞かせ」をお願いしました。

今回のおススメ本は、、、

まず、"Frog and Toad"のArnold Robel作 ”Owl at Home"。 紹介者のAさんは英語でのブックトーク。なによりも「この本には、、、この主人公以外、登場しないんです!」がおススメポイント。確かに、短編が5つで構成されているどのストーリーにも登場するのは、このOwl(ふくろう)だけ。そして、全編、ひとりぼっちの彼が、全く孤独を感じる様子もなく、妄想炸裂の結構充実した日々を送っている様子がうかがえて、なんとなくうらやましくなったりもさせるフシギな一冊。

続いては、Mo Williem著の ”Knuffle Bunny" ぬいぐるみのうさぎちゃんと少女の「友情物語」in Brooklyn3部作の一作目。主人公のTrixieとうさぎちゃんの絆がどんなに強いのかが、物語の最後でわかる、さすがのMo Williems。「ひとりもいいけど、友情も必要だねー。」が伝わります。こちらは、部分的な英語による読み聞かせ。

3作目は、Cynthia Rylantの"Mr Putter and Tabby pour the tea" 子供向けなのに、妙に大人に「しみる」Mr. Putterシリーズの第一作目です。こちらも「相棒がいると人生ハッピーになるよ!」がテーマ。それでいて、そこはかとなく漂う哀愁が魅力の本なのです。紹介者のBさんは、「絵を読む」のがとてもお上手。「ほら、このネコたちの(言うこと)気かなそうな顔!」など、ほんとうによく細部を「読み」ことをなさっていて、感心しました。私も見逃していたポイント多数あり。そんな感じで本の紹介が進みましたが、、、最後に、参加メンバーのAさんが新たに発見した「絵」のポイントに、一同さらに感激!そんなに細かく「絵」が内容を表現してるとは、ほんとうにびっくりでした。

この本、お持ちの方、ぜひ表紙から最後まで、じっくり「絵」を観察してみてください(^^)。そうすると、最後のページで、Mr.Putterさんのハッピーな気持ちがどうやって「絵」が表現しているのか、がわかります。

「こういう『発見』は、ひとりで読んでいたら、気づかないよねー。」に、一同納得。

そして、本日最後の紹介は、Ezra Jack Keatsさんの"Goggles"。自分で買っておいて、Goggles!がグーグルにどうしても読めちゃって(^^;)、とほほ。の絵本。アメリカの多分スラム街を舞台にした物語。拾ったゴーグルを年上の男の子たちに取られてしまい、それを取り返すというシンプルなストーリーなのですが、コラージュを駆使した独特の絵柄が魅力です。紹介者のCさんは、「ゴーグルくらいで、何を大騒ぎしてるのか?」がちょっとわからなかったそうですが、1969年出版ということ。主人公が黒人の少年であるということ。スラム街という舞台を考えると、ゴーグルといえども、子供たちにとってはとても価値があるんじゃないでしょうか?そして、恐らく黒人の少年が主人公の物語そのものが新鮮な時代だったのでは?とお答えしましたが、どうでしょうか?

私自身は、描かれているスラム街の風景が、主人公たちにとっては、当たり前の「遊び場」。見方によっては、「山」や「野原」や「川」のように見えてしまうフシギな感覚がありました。

そして、ちょっとWikipediaで調べたら、著者Keatsさんは、絵本にはじめて「都会のセッティングと『多文化主義(アメリカ国内で、白人文化だけでなく、他の民族文化も尊重しようという考え)』を持ち込んだ人」だそうです。そして、Brooklyn出身。さらに、ずっとアフロアメリカンだと思ってたけど、、ユダヤ系ポーランド人の血をひいている人ですって!確かに、名前見たらそうだね~(^^;)。

そんなこんなで、相変わらず盛りだくさんの多読カフェでした。前回、読書レベルが大幅に上昇したCさん。今回は、「"Box car children"の後だと”The Buddy Files"がやさしく感じます~。」とのことで、こうなってくると、そろそろ「離陸」はホンモノ?


Owl at Home (An I Can Read Book 2)
Arnold Lobel

HarperCollins  1982-09-29
売り上げランキング : 133


Amazonで詳しく見る by G-Tools

Knuffle Bunny
Mo Willems

Walker Books Ltd  2005-07-07
売り上げランキング : 23289


Amazonで詳しく見る by G-Tools
Mr. Putter & Tabby Pour the Tea (Mr. Putter and Tabby)
Cynthia Rylant Arthur Howard

Sandpiper  1994-03-30
売り上げランキング : 4530


Amazonで詳しく見る by G-Tools
Goggles
Goggles
Ezra Jack Keats

Viking Juvenile  1998-11-01
売り上げランキング : 1270172

Amazonで詳しく見る by G-Tools

7/26/2013

北見多読カフェ 7月


北海道らしい夏というのか、日中の陽射しは強いものの、朝晩は、すっきりクールダウンの日々です。

そんな中、昨日は月に一度の多読カフェ。今回は、5名プラスチビちゃん2名。恒例のブックトークも、強制はしていないのですが、英語で挑戦の方が、またひとり増えました。自然とそういうムードになるのは、とてもいいですね。

皆さん、絵本からはいり、少しずつ児童書に移行、、それでも基本は絵本です。そして、恐らくブックトーク効果で、読める本、読みたい本の幅が広がっているように感じます。グループの力はすてきですね。

今回の皆さんのおススメ本。

"Penguin"(Polly Dunbar 2010)2歳くらいの男の子が誕生日にもらったペンギン。男の子はとっても嬉しくて、あれこれ話しかけますが、ペンギンは答えない。何をしても答えない。腹がたった男の子は、ついに、、、というのがストーリーの始まり。こどもが最初に言葉を発するときの気持ちがちょっとわかるような一冊ということでの推薦。で、謎は、、、このペンギン、ぬいぐるみ?それともホンモノ(^^;)?

Penguin
Polly Dunbar

Candlewick  2010-09-28
売り上げランキング : 34937




"Oscar and Hoo”(Theo著 Michael Dudok De Wit イラスト 2002) 妄想好きのOscar、ある日の家族旅行の最中に、なんと、なんと砂漠で迷子に!!、、、と、出だしから「ありえん!」の展開。そして砂漠をさまよう!(さらにありえん!)そんな中、小さい雲のHooと出会います。Hooも迷子。。。。そして二人の彷徨が続く、、、、と、ちょっと、ちょっと、両親、どうしちゃってるの?紹介されたあと、「知り合いで、高速道路で子供を置き忘れた人がいます~」の話題も出たから、そんなに「ありえん!」でもないのかな?だけど、さすがに砂漠というのが、インパクトありすぎ。最後がどうなるのか、気になって読んじゃう一冊でした。

Oscar and Hoo
Theo Michael Dudok De Wit

Harper San Francisco  2002-08
売り上げランキング : 444493




と、ここまでは、本の紹介は英語で!

"Clifford Phonics Fun"(Scholastics) いわゆるフォニックスの学習用のシリーズ。参加者のAさんが娘さん用に借りた12冊セットなのですが、、、なんといっても、とにかくでかい犬のClifford。窓から顔を覗かせている絵のシュールなこと!という点と、学習用なので、オチがなんとなく「モヤモヤ」とするあたりが、どうも気になるセットだった様子。短い本が12冊なので、Aさんにはお願いして皆さんに一冊読み聞かせして頂きました。ほんとにねー、Clifford、小さい子には人気なのですが、とってもフシギですよね。
Clifford the Big Red Dog Phonics Fun
Scholastic Inc.

Cartwheel Books  2002-09
売り上げランキング : 459





"Good Night Gorilla"(Peggy Ruthman 2000) 動物園の飼育員さんが、動物たちに"Good Night!"と挨拶をして回っていると、、、あれー、鍵をこっそり盗んでいたゴリラくんがみんなの檻をあけてくよー。。文章は、"Good Night!"だけなのに、とっても楽しくて深い物語が繰り広げられます。ぼんやり読んでたり、文字だけ追ってると、見逃してしまい、悔しい気分になる一冊。絵をよーく見たり、何度も何度もページをめくって楽しめる一冊です。これも読み聞かせ風にして紹介してもらいました。

Good Night, Gorilla (Picture Puffins)
Peggy Rathmann

Puffin  2000-05-01
売り上げランキング : 967



そして最後は"Love that Dog"(Sharon Creech 2008)  コレは、絵本というより、ペーパーバックに近い雰囲気の一冊。学校の課題で「詩」を書くように言われた主人公が、「詩なんて、女子が書くもの。ボクは詩なんて大嫌い!」の出だしで書き始めた日記。その文体が、実はまさに「詩」。一人称で編まれる物語は、彼の心象風景を通して、「詩」とは何か?が、段々と読む側にもじわじわと伝わってくるのが魅力です。紹介者のBさんは「『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』の世界観に似ている」との感想。Bさんにとっての「泣き本」だったそうです。この本はねー、とにかく、手にとって、読んでみて!としか私も言えない。今年読んだ中でもベスト10にはいります。オシャレな本が好きな人にもたまらないと思います。

Love That Dog
Sharon Creech

HarperCollins  2008-04-08
売り上げランキング : 38382


Amazonで詳しく見る by G-Tools


ブックトークでは「説明しやすいから」との理由で、絵本が多いのですが、皆さん、児童書もいろいろお読みです。「楽しい」って大事ですね。

6/28/2013

北見多読カフェ(2013年6月)


あれまあ、ほんと、ひっさしぶりのエントリー。晴れたり、曇ったり、真夏日だったり、レッスンしたり、植え付けしたり、、で、本日は最高気温11℃(!!)、月に一度の北見にての「多読カフェ」。

「今朝、ストーブつけちゃいました!」「あら、うちもよ~。」「当然でしょ!」の皆さんの声に、ちょっと安心。

だって、6月の末にストーブって???ってちょっと思うわけですよ。

久しぶりに参加の方が2名いらっしゃり、近況報告に花が咲きました。参加者は、出たり入ったりもりましたが、総勢7名(プラス11ヶ月の男児)。その中でもBook Talkでは、日本語や英語でそれぞれが今回お気に入りの一冊を紹介。

前回も紹介されたTea with Milkは、今回も、別の方が「とてもよかったです!」とのこと。昭和初期を思わせる時代背景の中、アメリカからの帰国子女の女性が日本とアメリカの価値観のはざまでゆれる様子が描かれています。これ、現在にも通じるテーマですね。

絵本をお好きなAさんからは One Fine Day。アルメニアの民話が元。ほのぼのとした表紙と裏腹に、数ページ目で、衝撃の事態が!そこで「度肝を抜かれた」Aさん。私もそこのシーンの印象が強烈すぎて、その後のストーリー展開を全く覚えていなかったんです。そのため、Aさんによるオチの解説に、「え?そうだったの!」と声をあげてしまい、「あれ、センセー、これ、読んだことないの?」とつっこまれてしまいました(汗)。

BさんのおススメはThe Holes。しかし、英語でのブックトークはキビシイそうで、今回はBuddy Filesを紹介してくださいました。ぜひぜひThe Holesについてもお話してほしいな~。Bさんはもうすぐ100万語達成だそうです。

そしてCさんはMr. Putter and Tabby Bake a Cake.英語でのご紹介でした。このシリーズ、この集まりで何度も目にしていながら、なぜか、手にとることがなかったそうですが、前回、別の方が「イチオシ本」として紹介してくれたことから、興味を持ち、読んでみたらとてもよかったそうで。そんな感じで、人から人へ、本の魅力が伝わっていくのは、とても嬉しいです。ちなみにCさんによると、このシリーズの醍醐味は「35歳以上にならないとわからない」とのこと(^^;)。原文の対象読者層は、6歳から9歳だそうで、いったい、彼らにとってはどこがツボになるんだろう、、とみんなで考えちゃいました。

次回は7月25日(木)の予定。 


Tea With Milk
Allen Say

Sandpiper  2009-05-04
売り上げランキング : 54263




One Fine Day
Noni Hogrogian

Aladdin  1974-09-01
売り上げランキング : 37812


Amazonで詳しく見る by G-Tools

The Case of the Mixed-Up Mutts (Buddy Files)
Dori Hillestad Butler Jeremy Tugeau

Albert Whitman & Co  2010-09
売り上げランキング : 32144


Amazonで詳しく見る by G-Tools
Mr. Putter & Tabby Bake the Cake (Mr. Putter and Tabby)
Cynthia Rylant Arthur Howard

Sandpiper  1994-11-30
売り上げランキング : 27356


Amazonで詳しく見る by G-Tools

4/25/2013

4月の多読カフェ in北見


最高気温15℃。すっかり春が近づいた様子。

今日は北見で「多読カフェ」でした。実は先月、私の方の事情で当日ドタキャン。参加者の皆さんには、それぞれに貸し出していた本を交換する形で対応してもらいました。臨機応変に、そしておおらかに多読を続けてくださる皆さんに感謝!です。

本日は、ご家族の急病などで欠席の方もいましたが、4名の参加。それぞれが今回イチオシの絵本を紹介してくれました。英語で説明してくれた人、日本語で語ってくれた人、様々。皆さんがやりやすい形でいいかな~?少しずつ英語で話す比率を増やしていけたら、、と考えています。

その他には、5minutes writingに挑戦していただき、「英語で考える習慣」をつけることについてちらりとお話。また、先日の札幌勉強会で教えていただいた絵本を使って言えることを英語で言ってみるShow and  Tellをご紹介。少しずつ「多読カフェ」の場でも広めていきたいです。

いろいろなおしゃべりをしたり、絵本の細部につっこみをいれたり、短めの絵本を一緒に読んだり。皆さん、自由に「英語の本」を楽しんでいらっしゃる様子で、私自身、毎回、「あー、楽しかった!」で帰宅する会。これからもゆっくりペースで続けていきます~。

今回のおススメ本の中から3冊。

まずは"Peepo!" 1歳くらいの赤ちゃんの視線で見える世界が描かれています。"Peepo!"のタイトル、私は「覗き見(peep)」なのかな?と思っていたのですが、参加者のAさん、「これ、赤ちゃんが見ているのは自分の身の回りの人たちだからpeopleですよね~」と一言。これで、目からウロコ!ほんとにそうだ、きっとそうだ!peepとpeopleをひっかけてるんだ!こんな風に、その場から、いろいろ教えてもらえるのがカフェの楽しみ。

Peepo!
Peepo!Janet Ahlberg Allan Ahlberg

Puffin  2011-04-07
売り上げランキング : 109510


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

もう一冊はDr.Seussの"Green Eggs and Ham"推薦者のBさん、最初の黙読では、あんまりピンと来ないばかりか、「これ、何を描いているの?」の不気味な動物たちにあんまり感情移入ができなかったそうですが、2回目に音読をしたら、その楽しさがわかって、じわじわと面白くなってきたとのこと。Bさんによるとテーマは「偏食克服昭和スタイル」。最近の学校では、給食も「食べられるものだけ」的な指導ですが、昭和の給食では、「食べられるまで食べましょう」だったよね~ということで。

Green Eggs and Ham (Dr Seuss - Green Back Book)
Green Eggs and Ham (Dr Seuss - Green Back Book)Theodor Seuss Geisel

HarperCollins Children's Books  2003-05
売り上げランキング : 29702


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

最後の一冊は"Tiger who came to tea".ある日、いきなりトラがおうちにやってきた。(まるでカフカの「変身」のようなシュールさ。)トラは、お茶を飲みたがり、お菓子を要求し、、、冷蔵庫の中身もぜーんぶ食べて、帰っていった。。。というストーリーが、ただ、事実だけ描かれています。「トラが遊びにきても動じない、この一家が、かっこいい。」ということで推薦者のAさんと意見が一致。

泰然自若というか、おおらかさ、「ま、いっか」の気持ち、大事ですね~。

The Tiger Who Came to Tea
The Tiger Who Came to TeaJudith Kerr

HarperCollins Children's Books  2006-02-06
売り上げランキング : 2751


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

次回は5月23日(木)の予定です~。


3/10/2013

春休み特別レッスン

週末ごとに荒天が続きますが、季節は確実にすすみ、高校受験も終わりました。昨日は、中3生が集まって「おつかれさまピザパーティ」。手作りピザや、シュークリーム、パウンドケーキに焼きドーナッツなどをおなかいっぱい食べてから、大富豪をしたりアルゴをして遊びました(^^)。

どの子もみんな4月からは、進級、進学ですね。

リトルハウス英数クラブでは、3月30日(土)、4月1日(月)、4月2日(火)そして4月3日(水)に、春休み特別レッスンを行います。

BBカードでとことん遊ぶ小学生クラス(一回¥500)から、中学、高校生の英語、数学クラス(全4回。¥3000)があります。

今までの復習や次へのステップなど、目的に応じて内容は対応いたします。お気軽にお問い合わせください。(お問い合わせいただいても、その後に後追いのお電話などは一切しません。)

申し込み締め切りは、、、、、3/22(金)です。

お申し込み、お問い合わせはこちらまで(色が変わっている部分をクリックしてください。)




3/02/2013

北見多読カフェ(2013年2月)

毎月一度、北見にて、「多読カフェ」をひらいています。参加者の皆さんは、それぞれの英語力や、好みにあった英語の本を選び、借りていかれます。カフェでは、英語学習やその他日常の様々なことをおしゃべりして、楽しい時間を過ごします。2月の会は、28日に開きました。参加者は5名。

今回は、皆さんが前回お持ち帰りした本の中からおススメの一冊を紹介してもらうという趣旨。おいおい、英語での紹介を増やしていくつもりです。

これ、実験的にやってみたのだけど、なかなかいい感じ。以前に読んだことがある本でも、人に紹介してもらうと、もう一度読みたくなったり、自分とは違う視点を教えていただけたり。次回も楽しみです。

さて、今日登場した本は、、、

" The Little House".ご存知「ちいさいおうち」。これ、原書だとおうちの性別がわかるんですよ~(^^)。紹介してくれたAさんは、ご自身が小さいころから、今に至る世の中の移り変わりと似ているなあと感慨深かったそうです。

The Little House
Virginia Lee Burton

Sandpiper  1978-04-26
売り上げランキング : 5371


Amazonで詳しく見る by G-Tools



そして、”The Missing Mitten Mystery"。なくしたミトンの行方を「妄想」する主人公がかわいい。オチもとってもほんわかしましたね~。一同、大笑い。


The Missing Mitten Mystery (Picture Puffin Books)
Steven Kellogg

Puffin  2002-09-23
売り上げランキング : 183599


Amazonで詳しく見る by G-Tools

続いては邦題「わすれられないおくりもの」。”Badger's parting gifts" みんながたよりにしていたアナグマさんが亡くなり、途方にくれる動物たち。アナグマさんが遺してくれたものを大切にして生きていこうと前を向きます。その「遺してくれたもの」が、とっても深い。。。という心にしみる物語なのですが、、、なぜか絵の中に、「スギちゃん」に似ている動物を発見した紹介者のBさん。泣き笑いの一冊になりました。

Badger's Parting Gifts
Susan Varley

HarperCollins  1992-07-16
売り上げランキング : 2356


Amazonで詳しく見る by G-Tools


最後は、"Guess how much I love you"(「どんなにきみがすきかあててごらん」)。大きいウサギと小さいウサギの「愛情比べ」。父子愛?父の厳しさ?ちょっとおとなげないね、この大きいウサギ、、など、会話が弾みました。


Guess How Much I Love You
Sam McBratney Anita Jeram

Walker Books Ltd  2007-11-05
売り上げランキング : 5420


Amazonで詳しく見る by G-Tools


今回、皆さん、ページを一枚、一枚ていねいにめくりながらの紹介。それだけでも「絵を読む」楽しみがありました。

「絵本は、オトナにもいいですね~」は、最近小学校で読み聞かせのボランティアをはじめたというCさんの一言。ほんとにそうですね!

今回ご紹介した本は、ほとんどが邦訳も出ています。日本語で読んで内容がわかったあとで英語の本を読むと内容もわかるので、読みやすいですよ~。

次回の北見での多読カフェは3月21日(木)の予定です。

もっともっと簡単な英語の本もリトルハウス英数クラブでは所蔵しています。お気軽にお問い合わせください。


2/24/2013

クラスは縦割り。個性に応じて。

今月の初めに町内に配布した生徒募集のチラシをご覧になった方などから、新学期に向けての入会のお問い合わせをいただいております。

教室に興味を持っていただき嬉しいです。

お問い合わせを受け、新学期に向けてクラス編成を考えはじめました。

リトルハウス英数クラブでは、年齢や学年により均一的にクラスを決めるのではなく、ひとりひとりの性格や、精神的な年齢、また、保護者の方や本人の意向を考えて、居心地よくレッスンが受けられる環境を心がけています。同じ学年だからといって、同じクラスになるとは限りません(^^)。

たとえば、英語レッスンでは、、、

●年長から小5まで
●小6から中2まで
●小3から小6まで

など、様々な組み合わせでレッスンをしてきました。これもテキストブック中心ではなく、カード遊びを中心にしているのでできることです。ふつう、こどもたちが遊んでいる場面では、年下の子は、よくわからないまま、年上の子の遊びにがんばってついていき、年上の子は、適当に下の子の面倒を見て、特別ルールを作ったりして遊んでいますよね。社会性の「土台」作りです。

BBカードでは、そんな「社会性の土台」に加えて、「英語の土台」についても、それぞれのペースで身につけます。

あっという間にセンテンスを覚える子。
絵からイメージをふくらませることが得意な子。
活発で、いつも目立っていたい子。
控えめだけど、確実に覚えていく子。

ひとりひとりの性格や、得意なことは千差万別です。均一的なテキストブックでは、あまり能力を発揮できない子、飽きてしまう子でも、ゲームを通しての方法では、のびやかに自分のペースで英語力を吸収しています。

あせらず、じっくりそれぞれの子の個性と向き合う日々です。






2/21/2013

BBカードは「じわじわカード」

先週末は、札幌で2ヶ月に一度開かれるBBカードの勉強会に参加してきました。道内でBBカードを使っているお教室の先生が集まって、どうしたらもっと楽しいレッスンができるかをお互い考える会です。

今回は、ネイティブスピーカーの英語講師も2名参加だったので、午前10時から午後4時までの勉強会の議事進行は英語ですすめられました。英語の「センセイ」たちの集まりだから、あたりまえですよね。

その場でネイティブスピーカーの方が語ったことがとても印象的でした。

「BBカードは、植物が自然に、光を浴び、水を吸い上げ、地面から栄養を得るプロセスと同じように、知らないうちに『じわじわ』と英語を身につけることができる教材ですね。」

これ、これ、まさにこれが、私がBBカードを使ってレッスンをしている理由です。

普通のテキストですと、、、、たとえばレッスン1。テーマは「あいさつ」。

簡単なあいさつ言葉が出てくる。
覚える。
言ってみる。(もしかしたら、ここで、言えるようになるための宿題もあるかもしれないですね。)
で、言えた。(もしかしたら、ここで、「すごいね~!」”Great!”くらいのおほめの言葉がセンセイから出るかもしれませんね。

)じゃあ、次。レッスン2。テーマは「色」。

簡単な色の言葉が出てくる。
覚える。
言って見る。
言えた。「すごいねー」。

。。。。そしてレッスン3。

いえ、上の例は、極端ですが、だいたい、テキストブックに沿った形で、レッスンをひとつひとつクリアして、最後までいったら、次のテキストブック、、、という展開だと思います。

じょうずな先生でしたら、とても楽しく、いい形でレッスンは続くことでしょう。。。

ただ、問題としては、、、テキストを次から次に進むということと、こどもたちの中に何かが「残る」ということは、全く別だということ。

中には、テキストに書いてあることを、次から次へと覚えるのが得意な子もいます。こういう子は、普通「頭がいい」なんていわれます。

だけど、そういう子ばかりじゃない。そういう「暗記」が得意じゃなくても、ほとんどの子は日本語なら話します。それは、生まれたときから、「じわじわ」と身の周りで使われている日本語をゆっくりと、その子のペースで自然に吸収したから。言葉を身につけるってそういうことです。

英語も言葉です。

週に一回のレッスンですので、もちろん限界はありますが、小学生から中学生までBBカードで英語と遊んできたこどもたちは、暗記が得意な子も、そうでない子も、積極的な子も、シャイな子も、どんな子でも、それぞれのペースでの「英語の土台」はできています。

これが、ネイティブの方も認めるBBカードを使ってレッスンをしている理由のひとつです。(他にもあるけど、またそのうちにね~。)

2/06/2013

受験のお守り

受験シーズンです。リトルハウス英数クラブでも、中3生の推薦入試や私立校の入試が来週からスタート。レッスンでも、公立高校の過去問題に取り組みはじめています。

小学生の間、BBカードを使って数年間レッスンをした皆さんに共通することは、「英語の厚み」があること。少しわからない単語や表現があっても、全く気にならないみたいです。むしろ「流れ」の中で文脈をとらえる癖がついているのでしょう。

これは、BBレッスンをしているほかのお教室の先生も口をそろえて言うことです。

ですから、長文問題も「何を書いてあるのか」を理解する力は、どの子もついています。これは、「英語力」としては高いレベル。

問題になるのは、、、

「テストに対応する力」は、「英語力」とは違うということ。

この「テスト力」が弱いと、点数にならない。学校の成績、受験では、不利になってしまうんですよね。

では、「テスト力」はどう身につくか?今までの観察からですと、学校の授業を一生懸命聞いているかどうか、そして学んだことを自分なりに振り返ることができるか、テストのときに集中することができるか?が、かなり大きな要因です。

今日のレッスンで中3の皆さんと取り組んだ過去問でも、「英語的にはOK(ネイティブにはそこそこ通じる。)」のだけど「テスト的には点数にならない(細かいスペルミスなど)」の解答がいくつか見られました。

英語の教室としては、そのあたりのバランスが難しいところです。受験・テストに関してては、生徒さんひとりひとりの心構えや目標も、取り組み方への意欲の差としてあらわれるので、ひとりひとりの様子を見ながら対応しています。

さて、写真の「たこさん」、、なんでしょう?

これは、「受験のおまもり」の「オクトパスくん」です。

たこ→オクトパス→置くとパス、、、、(^^;)。

受験真近のみなさんに、少しずつプレゼント中。

今あるちからを、100パーセント出すことが大切。悔いのないようにね!応援しています。

1/26/2013

グリーティングカードが届きました!

過去3年、千葉のCAPRIさんという団体を通じて、オーストラリアの子供たちとグリーティングカードの交換をしています。CAPRIさんのコーディネートで、それぞれカードを書く相手の名前を教えてもらい、その子にあててこちらからカードを書くと、相手からもカードが届きます。

継続的に同じ子、、、というわけではないのですが、「受けとる楽しみ」がわかっている子は、毎回楽しく取り組んでいます。レッスンでは、10月から11月に取り組み、先方に送りました。低学年の子は絵を中心に、高学年、中学生には、もちろん英文もがんばって書いてもらいました(^^)。

今年は郵便事情もあり、オーストラリアからのカードは年明けのレッスンで配りました。

かわいいサンタですね~。これはカラクリカードのような仕掛け。あけてみると~。。。。

おお!「ナマ英語」!
                 右側には、ひらがなとカタカナでのごあいさつも!

毎年フシギなのが、ゲーム大好きの男子くんには、ゲームキャラの絵がついたカードが届いたり、アニメ・漫画好きの子には、「その方面」の子のカードが来るなど、なんとなくひきよせあってるのでしょうか???

今年は、メルアドが書いてあるカードもちらほらありました。時代ですね。そんなデジタルなこどもたちにとっても、カードが届くという経験は、新鮮で嬉しいみたいです。

来年(いや、今年か?)もぜひ参加するつもりです。

***********************************

リトルハウス英数クラブは、入会随時。無料体験レッスンあり。


詳細はどうぞ、各ページをごらんください。
(下の色が変わっている部分をクリックするとそれぞれのページに移動します。)