2/21/2013

BBカードは「じわじわカード」

先週末は、札幌で2ヶ月に一度開かれるBBカードの勉強会に参加してきました。道内でBBカードを使っているお教室の先生が集まって、どうしたらもっと楽しいレッスンができるかをお互い考える会です。

今回は、ネイティブスピーカーの英語講師も2名参加だったので、午前10時から午後4時までの勉強会の議事進行は英語ですすめられました。英語の「センセイ」たちの集まりだから、あたりまえですよね。

その場でネイティブスピーカーの方が語ったことがとても印象的でした。

「BBカードは、植物が自然に、光を浴び、水を吸い上げ、地面から栄養を得るプロセスと同じように、知らないうちに『じわじわ』と英語を身につけることができる教材ですね。」

これ、これ、まさにこれが、私がBBカードを使ってレッスンをしている理由です。

普通のテキストですと、、、、たとえばレッスン1。テーマは「あいさつ」。

簡単なあいさつ言葉が出てくる。
覚える。
言ってみる。(もしかしたら、ここで、言えるようになるための宿題もあるかもしれないですね。)
で、言えた。(もしかしたら、ここで、「すごいね~!」”Great!”くらいのおほめの言葉がセンセイから出るかもしれませんね。

)じゃあ、次。レッスン2。テーマは「色」。

簡単な色の言葉が出てくる。
覚える。
言って見る。
言えた。「すごいねー」。

。。。。そしてレッスン3。

いえ、上の例は、極端ですが、だいたい、テキストブックに沿った形で、レッスンをひとつひとつクリアして、最後までいったら、次のテキストブック、、、という展開だと思います。

じょうずな先生でしたら、とても楽しく、いい形でレッスンは続くことでしょう。。。

ただ、問題としては、、、テキストを次から次に進むということと、こどもたちの中に何かが「残る」ということは、全く別だということ。

中には、テキストに書いてあることを、次から次へと覚えるのが得意な子もいます。こういう子は、普通「頭がいい」なんていわれます。

だけど、そういう子ばかりじゃない。そういう「暗記」が得意じゃなくても、ほとんどの子は日本語なら話します。それは、生まれたときから、「じわじわ」と身の周りで使われている日本語をゆっくりと、その子のペースで自然に吸収したから。言葉を身につけるってそういうことです。

英語も言葉です。

週に一回のレッスンですので、もちろん限界はありますが、小学生から中学生までBBカードで英語と遊んできたこどもたちは、暗記が得意な子も、そうでない子も、積極的な子も、シャイな子も、どんな子でも、それぞれのペースでの「英語の土台」はできています。

これが、ネイティブの方も認めるBBカードを使ってレッスンをしている理由のひとつです。(他にもあるけど、またそのうちにね~。)