リトルハウス英数クラブには、小学生のころからレッスンをスタートして、高校生になっても通っている生徒さんがちらほら現れるようになりました。10年の重みを感じます。そんな高校生男子クラスでのヒトコマ。
部活や、用事でレッスン時間が大幅に短くなってしまったこともあり、Aくんお気に入りの海外アニメを字幕なしで視聴したあと、ひさしぶりにBBカードを使いながら会話レッスンをしてみました。
ここ数年、「BBカードのセンテンスをさらに広げて、英語で『対話(=インタラクション)』」という取り組みが各地のBB教室ではじまっているのですが、そこからヒントを得て、「会話」をビンゴをしながら展開。
「会話練習」じゃなく「会話」です。
例えば、、、 "Betty Botter bought some butter for her mother.(ベティボッターさんが、お母さんのためにバターを買いました。)”のカードが選ばれたとき、、、
私”Well, did you buy anything new lately?"
Aくん”I ,,, I bought.... ゲーム買った!海外のゲーム。はじめて買ったんだよね。”
私 ”In English, please.”
Aくん”あ、そーか。えーと。 I bought game. overseas and computer なんだっけ、部品 too."
私 ”Well, You are saying that you bought computer game and computer equipment."
Aくん ”うん、そうそう。”
私 ”Well, Bくん、how about you? Did you buy anything new?"
Bくん ”I bought a new ski wear."
私 ”Oh, did you? Do you like skiing?"
Bくん ”So so, we have ski lesson at school."
私 ”Oh, do you? Where do you go skiing? "
Bくん”Lake View.”
私 ”How about you,. A君? Do you have ski lesson at your school?"
Aくん”いや、うちの学校のスキーの先生、超こわくてさ~。男子、超びびって、、、!”
私 ”(笑) In English!”
Aくん”Scary.My Ski teacher is very scary."
こんな風に、ビンゴをしつつ、英語でおしゃべりしてました。上の例からちょっとおわかりかと思いますが、Bくんは、比較的真面目くん。Aくんは、「英語」というより「おしゃべり」がお好き。でも、このAくん、こんな風に思わず日本語ではじめてしまっても、私が”In English!”と、切り込むと、すぐにスイッチが英語に変わることができて、もう、すごかったです。Bくんも私も大笑い。「すごいね~。Aくん!」と、見とれるほど。
結局、1時間ほど、ず~っと、この調子で、AくんもBくんも一緒に、日本語交じりでしたが、英語で「会話」。
先ほど「会話練習」ではないといったのは、何かテキストにある言い方を使って、ドリルのように繰り返す、、という形ではなかったからです。
上の例では、まず「最近、何か買った?」からはじまり、いつの間にか「スキーの話」になり、そこから、それぞれの学校の先生の話の話題にもなりました。
会話って、そういうものですよね。BBカードは、ちょっとした「とっかかり」に使った感じ。
Aくん、実は「文法問題集」などの英語問題を解くのは、とっても苦手。だけど、英語の動画を積極的にみたり、最近ではオンラインで海外の人と一緒にゲームをしているそうです。本人曰く、だから。「すぐに英語が頭に浮かぶ」とか。
このふたりも含めて、高校生には、私から毎日彼らのスマホに、やさしい英語のリーディングサイトのリンクを送って、「遠隔レッスン」中。たとえば、こちらのサイトの英語は、評判いいです。簡単なニュース記事がいろいろあります。高校生には、レベル0から1を毎日選んでリンク送信。センテンスを並べ替えるクイズのリンクも一緒に送っています。いい時代になりました。
昨日のレッスンは、ふたりとも私も「あ~あ、楽しかったね~!」と、なんだかとってもほっこりした気分で終了。
ムリヤリ会話のセンテンスを覚えこむより、高校生くらいになって、こんな風に自由に会話ができるための力を、小学生、中学生のころにつけられればいいな、と思っています。BBカードが「土台」になるからね。